こおりやま 緑の街角 Ⅱ

たんぽぽが、郡山の都市整備について考え、妄想するブログ

懇談会は無意味だったのか?

市のウェブサイトに、三つの案に対する市民アンケートの集計結果が公表されています。
 
回答数は、ウェブで155件、紙で123件と、市民の関心が割と高かったことを示しています。
 
気になる結果ですが、
着眼点について 「良い・やや良い」39.2%、「悪い・やや悪い」42.8%
 
コンセプト(案)について 「良い・やや良い」32.5%、「悪い・やや悪い」53.8%
 
気に入った案について A案 57件、B案 31件、C案46件と、低調な結果となっています。
 
やはりサラダだけのメニューから選べと言われても・・・ということでしょうか。笑
 
結果として、市民にはあまり評価されなかったと理解して間違いではないでしょう。
 
第3回懇談会でも、この結果について「厳しいご意見をいただいたと認識している」という委員の発言があります。
 
そもそも当事者である市民代表が皆無の場で、当事者でない先生方だけで話し合うことにいったい何の意味があるのだろう、と普通は疑問に思うはず。
 
庁内には自由に意見が言えない空気でもあるのでしょうか。とても心配です。

中身についてですが、A案の子どもたちの「体験」を重視、B案の生物多様性の「保全」を重視、C案の朝霞開拓の「歴史」を重視するという三つのコンセプトは悪くないにしても、「なにも貯水池跡でなくても・・・」という声を鎮めることは難しそうです。
 
農業体験などは、郊外で目につく休耕地や休耕田を活用する方がよほど地域のためになるのではないかと思われます。
 
「所詮郡山の事情に明るくない有識者が勝手に描いた絵空事」と市民が受け止めたとしても宜なるかなという気がします。
 
百歩譲って市街地の真ん中で実現してこそ意味があるということであれば、魅力の乏しい開成山公園の池や土地を利用するのも一つの方法でしょう。
 
懇談会は合計3回開催されましたが、意味があったと言えるかどうかは、都市整備に取り組む郡山市トップの姿勢次第というところでしょうか。
 
 
アンケート調査での自由意見の方ですが、非常に興味深い内容を含んでいます。
 
次回に取り上げたいと思います。