二週間ほど前のことですが、明るいニュースが地元紙のトップを飾りました。
今年10月に誕生するSVリーグ参戦を機に宝来屋郡山総合体育館をデンソーエアリービーズのホームアリーナとするという内容の記事です。
スポーツに疎いのですが、記事を読んだ限りでは、今回の決定要因はその観客動員数にあるらしいのです。
コロナ禍前の観客数は1試合あたり2500から3000人といいますから、かなりの人気です。
郡山がこれほどバレーボール熱が高い都市とは知りませんでした。
総合体育館前の駐車場が混んでいるのは目にしていましたが、バレーボールが原因だったのかもしれません。笑
同体育館は、開成山地区体育施設整備事業の一環として目下改装工事が実施されているところです。
PFI制度を活用した約100億円(全体で)の大事業ですが、ゼビオコーポレートグループが事業者として選定されています。
実はこの体育館は今年で開館50周年を迎えるかなりの年代物です。
「 郡山総合体育館は県と市が共同出資して建てたもので、福島県が大体育館分(12億7159万6000円)、郡山市が管理棟・剣道場・柔道場・小体育館等分(3億2092万円と敷地分)を出資して建設した。。47年7月に着工し、昭和48年12月に竣工した。敷地面積は31,110平方メートル、建物は13,096平方メートルの総面積をもつ鉄筋コンクリート3階建てであり、大体育館・体育館・剣道場・柔道場と管理棟を持つ。バスケットボールコートを3面とれる。大体育館は 東北随一で、その壮大な建物は、開成山総合運動場と豊田浄水池と、東西に連なる市の施設空間の中心にあって、それらを結びつけ、ひとつの広やかな都市景観を構成している。49年1月19日開館し、式典と記念バレーボール大会 (日本バレーボールリーグ戦、全国実業団リーグ戦)が行われた。」
と、郡山市史にあります。
ひょっとすると郡山のバレーボール熱の高まりは半世紀も前に遡れるのかもしれません。
今回の体育施設整備が完了すれば郡山でのプロスポーツ観戦に一段と熱が入りそうです。
また、50年前に体育館建設資金の大部分を県が負担していたということも郡山市民にとって非常に嬉しい話であります。
数十年後に総合体育館裏手にアリーナを建設する際には(勝手な妄想です)、また県にご協力いただきたいものです。