あけましておめでとうございます。
そして、郡山市民の皆さん、100周年おめでとうございます。
全国で99番目の市ということになります。
当然のことですが、当時の日本の国土には、いまの首都一極集中とは全く違う人口分布の風景が広がっていたということです。
最初に市制施行した先頭集団31市の中に、東北地方の6市が名を連ねていますが、135年後の各々の都市の姿はどうかというと、仙台は大都市に成長しましたが、他の5都市は人口30万人以下(2023年12月推計人口)で、ずいぶんと小粒にまとまってしまったという印象を受けます。
戦前と戦後の都市化の時代に、労働力の受け皿になれなかったのが大きな要因と言えるでしょう。
そんな中、東北で10番目に市制施行した郡山は、現在では前出の5都市に肩を並べるところまで発展しました(2023年12月の推計人口は東北で2番目です)。
よく言われることではありますが、明治時代の安積疏水の開鑿により水と電力を得て、比較的早い時期に工業都市の下地をつくることができたので、大きなアドバンテージになったのでしょう(明治15年に安積疏水が完成し、32年に沼上水力発電所が運転開始しました)。
今日に続く未来を切り開いてくれた先人に、ただただ、感謝するばかりです。
もちろん、首都圏に近いという地の利を無視できませんが、交通の結節点と言う点では、いまの磐越西線の起点としての地位を獲得出来たのが大きかったのだろうと思います。
もし異なった判断がなされていたら、いまの郡山とはだいぶ違った都市の姿になっていたものと思われます。
さて、市制100周年を記念するイベントも多数企画されているようですが、祝祭事とは別に、今後の発展につながるような事業を起こす100年に一度の大きなチャンスと捉えてみてはどうでしょう。
つまり、市制施行を記念して建設された公会堂のように、これから100年後に評価されるような事業も是非検討していただきたいということです。
そう言う手前、ぼくにも腹案が無い訳でもありません
郡山市街地の真ん中に12ヘクタールもの広大な空き地があります。先人が残してくれた大きなな遺産です。
そして、この状況を多くの郡山市民が憂いています。
そこで市民の一人として考えたのが、この広大な空き地の利活用案を大々的に全国から募ってはどうかということです。
公募の実施方法には幾通りかあるのかもしれませんが、最優秀賞に100万円の賞金を授与たとしても、ここ20年近く郡山市長を悩ませ続けている大きな問題を一つ片付けることができるのですから、高過ぎるとは言えないはずです。
逆に、経済効果が期待できる提案が採用された場合には、お釣りが返ってくるどころの話ではありません。
皆さんはどのような感想を持たれたでしょうか?
2024年最初の妄想としては、上出来!!
ということにさせてください。笑
最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。